1.主語ってなんだ?

○ 主語(ふつう「S」と略されます。Sは、subject=「主語」の頭文字)


 主語とは「動作の主(ぬし)」のこと。「~は、~が」に当たるものである。主語になるのは、名詞と代名詞(他にも、動名詞や不定詞)。主語にあたる単語には,その意味のあとに,必ず「~は」をつけておこう。


(1)殆どの英文では、主語は文の最初に来る。(これから誰(何)のことを言おうとしているのかを明確にするため。)


(2)日本語では主語を省いてしまうことが多いが、英語では主語を省略しない(そうすると、命令文になってしまう)。


(3)主語の多くは1語。次のような場合、注意が必要。(太字が主語)
  ア.Ken's father  is    a   teacher.
     健の  父は  です (一人の) 教師。

  イ.Some   people    in   Japan   study    French. 
   いく人かの 人々は ~の中の  日本 勉強する フランス語を。

   アの Ken's、イの some や in Japan は、修飾語(句)といって、father や people を補足説明して  いる(飾っている)だけ。

  ウ.Yumi and  I   played    tennis  together.
     由美   と 私は プレーした テニスを いっしょに。

   Yumi and I は We に置き換えられるから、ひとまとまりと見るべき。


(4)There is(are) ~ は、英文の中では例外的な文の組み立てになっている。
 
   There  is   a    book    on   the  desk.
   そこに ある (1つの) 本が ~の上に その  机。

   文頭の There は、いかにも「主語ですよ」という位置にあるが、これは主語でも何でもない。単に「場所」表  してるだけである。主語は、book「本が」。


 以上、主語については、中学のときからそれなりに意識していただろうから(気に留めていなかった人は、今日からちゃんと意識すること)、それほど問題はないと思う。
 次回は、「動詞」について。この辺から気合いを入れていかないと…。
 


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